きょうの郷土料理! &すき焼き好きの「すきや連」
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はや8回目となり、末広がりのめでたさにあやかりたいと、関西へ初進出し、旗振り役メンバーのお一人である京都随一の老舗、三嶋亭にて開催となった。当主の三嶌太郎さんは若手ながら、父君亡きあと、家業をますます盛んにされている方である。
三嶋亭は明治6年創業で、三条通りと寺町通りが交差する角にあり、古風な門灯が目印の木造三階立ての建物は、京都の食の歴史遺産の代表である。
今回も55名の参加者があり、関西陣はモリタ屋、和田金、牛銀、千成亭、近江牛の中川畜産、東日本からは今半本店、登起波、かとう、築地さとう、ニューオータニ岡半、常盤館、ちんや、浅草今半、牛や清、今朝、銀座吉澤などが出席。そして、お店の方総出のお迎えをうけ、玄関脇の階段を上って、二階の大広間を使用させていただいた。昭和7年の建築だけあって、木の階段や廊下みみごとにの磨き込まれ、広間の天井の照明器具の装飾は昭和の漆芸家・ 番浦省吾の木彫漆塗り。電気を消すと、あでやかな花柄がくっきりと浮き上がった。また、以前は畳に座卓のしつらえだったが、座卓と椅子式に直して現代の客のニーズに合わせているのがすばらしい。
初めに、京都名産で、すき焼きにも用いられるお麩の老舗、江戸後期文化年間創業の「麩太」八代目・青木太兵衛さんの卓話があり、中国伝来の麩が京都に根付き、生麩と焼き麩が名産品になった経緯や、それぞれについて説明していただいた。青木さんの焼き麩の一種である楕円形の安平(あんぺい)麩は、三嶋亭のほか、東京のすき焼き店で使用するところもあり、一晩がかりで戻すとむっちりとした食感が楽しめる。肉はもちろんだが、麩をはじめとするさまざまな具、ザクが一つ鍋で寄り合っておいしさを奏でるのが、すき焼きという食べものの醍醐味なのである。
三嶋亭では鍋が独特で、六角形の電熱器の上に同じ形の鉄鍋を乗せる。最初に白砂糖を雪のように撒いた上に牛肉を並べ、その上から醤油とみりんの割り下をかけて、味を調整しながら煮る──関西式と関東式をミックスしたようなこの店独自の方法である。それだけに、仲居さんの腕次第でおいしさが決まることになる。でも、誰もが注視するなか、仲居さんはあがることもなく、手際よく箸を使っていく。
やがて、肉が煮え、その一枚を取り分けてもらったときのうれしさといったら、もう最高。緑の美しい青ねぎや三つ葉もよき彩りになっているし、お待ちかねの安平麩は、汁を吸ってぷっくり膨らんだところを頬ばると、思わず口が笑ってしまうおいしさ。
当日は、拙著『食の街道を行く』がグルマン世界料理本大賞グランプリを受賞したとの知らせがパリから届いた直後でもあり、うれしさ倍増の京都の夜であった。入念にご準備いただいた三嶋亭さんに感謝いたします。
献立は、
先付①このわた豆腐、 翡翠飴餡かけ(雲丹、鮑、木の芽)、②赤貝のぬた(酢味噌和え)、菜の花芥子和え、牛肉のたたき(ポンズゼリー)
牛肉すき焼 (宮城産牛)
ご飯 香の物
フルーツ
お約束の寄せ書きは全員のコメントがちんやほ住吉さんのブログで公開されていますのでご覧ください。その中の「八角机八角鍋の三嶋亭さんの縁起のすき焼きで口福になります」の言葉どおり、末広がりの八角の机と鍋は、京都ならではの素敵なおもてなしアイディアだと思う。
なお、お開きのあとは祇園のお茶屋へ繰り出す方々もいて、大いに盛り上がり、夢のような会だったとうれしい感想をいただいた直後の3月11日、まさかの東日本大震災が起こった。
すき焼きや寺町三条灯のともる 千恵子
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発足して丸2年を迎えた今回は、黒毛和牛A5ランクを手切りした肉と、炭火の調理で名高い日本橋小伝馬町の伊勢重で開かれた。炭火すき焼きにふさわしく冬を待っての開催である。
伊勢重は、江戸時代に伊勢の重兵衛が骨董店を開いたのが始まりで、明治2年にすき焼き店に転業し、馬喰町や横山町という大繊維問屋街を控えた当地で名店として親しまれ、現在は宮本直樹社長と、後継者でご子息の宮本尚樹さんが経営にあたる。
今回も定員50名があっという間に埋まる盛況で、4人で一つの炭火コンロを囲む設定。なお、仲居さんが付くすき焼き店でのすき焼きは、客4人に仲居1人がベストの人員配置だそうで、いくら広い座敷のある店でも最大50名がおいしく提供できる限界という。そのため毎回、参加するにはレアチケット並みの競争になってしまうのである。
開会に先立ち、別室で有志による第3回すき焼き句会があり(別項で紹介)、その後、広間で、第6回短角牛すき焼き会のデザートに使用された沖縄さとうきび機能研究所社長の高村善雄さんによる「すき焼きに合う砂糖とは」の卓話があった。高村さんは「ポリフェノールに富み、アンチエイジング効果大と自社の生なり糖をアピールされたのち、割り下に生なり糖を使うと、胃もたれしないために高齢者でもすき焼きをぱくぱく食べられる」と力説された。消費者の健康への関心が高い現代、業界としても検討必須のテーマであろう。
献立は、前菜(牛佃煮サンド、山芋たらこ、牛さくら煮)、みぞれ和え、特撰豚角煮揚げ、生ハム、プチトマト、刺身(鮪、いか)、一口ヒレステーキ山葵添え、すき焼き(岩手県産牛)、うどん、新香、牛佃煮、メロン。
恒例の寄せ書きは、「肉良し、炭火の風情良し……」「歴史、風格を感じるすき焼きでした」「炭おこり割り下の香の立ちにけり」等々、炭火で仕立てる魅力についてのコメントが多く、炭火すき焼き永遠に!の願いが込められているようだ。
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牛肉好きに広がっている赤身肉人気に注目し、黒毛和牛とは別趣の味わいをもち、ヘルシーでもある短角和牛を用いてのすき焼き会となった。向笠が北海道の足寄町の短角牛生産者・上田金穂さんと知り合ったのをきっかけに、ちんやの住吉さんのご協力で実現したもので、日本のすき焼き店主が勢揃いして短角牛すき焼きを食べるのは、おそらく日本最初の試みである。
当日は、元NHK解説委員で農政ジャーナリストの中村靖彦氏、元NHKプロデューサーでフリージャーナリストの増田淳子氏、食肉業界にくわしい食肉通信社の片平梨絵記者なども参加され、短角牛への関心の高さがうかがわれた。
開会に先立ち、運営にご協力いただいている元ホテル竹園芦屋営業部長で現スタジオdpの梅田雄一さんの厳父・梅田茂雄さんの『情熱料理人梅ちゃんのおいしい交遊録・巨人ナインが愛した味』(プレジデント社)と、わたしの『食の街道を行く』(平凡社新書)の出版を皆様が祝ってくださった。ありがとうございました。
そしてみちのく民具の赤べこのモデルとされる短角牛について、上田さんにレクチャーしていただいたのち、「すき焼きは日本酒で」という要望に応えて、茨城県大洗町の月の井酒造店の和の月(なのつき)で乾杯し、待望の短角牛コースへ。
先付の二品、トマト風味の牛スープ煮といちじくの天ぷら牛そぼろ田楽味噌も、短角牛を使用という特別メニューである。すき焼きは、脂が少ないぶん、通常のようにしては割下の味がストレートに肉にうつってしまうということで、ちんやの住吉さんと吉田調理長が開発した挽き肉味噌を肉に載せてなじませながら煮るというレシピが発表され、さっそくレッツトライ!
このすき焼きについては、「続すき焼きものがたり」を連載中の月刊『百味』2011年4 ~5 月号に掲載しているので、お読みいただければ幸いである。なお、薬味としてふった粉山椒が味噌味にぴったりだったのと、ライト感覚の肉だからともっとボリュームがほしいという声が大きかったことを付記しておく。なにぶん、もともとが赤身主体の肉質であるうえ、上田さんは冬の間も自家製と北海道産飼料しか与えないため、すこぶる健康体の肉になっているのである。
献立は、先付(トマト風味の牛スープ煮、いちじくの天ぷらそぼろ田楽味噌)からはじまった。すき焼き肉は北十勝ファームで一貫肥育された雌で、ザクは千住ねぎ、豆腐、白滝、春菊、椎茸のほか、変わりザクとして賀茂なす、れんこん、伏見甘長唐辛子、オクラ、茨城県の大子地方特産の凍みこんにゃくが用意され、とくに凍みこんにゃくが好評だった。
ご飯は福島県産のコシヒカリ、味噌汁、ちんや特製牛佃煮。デザートは、初参加の沖縄砂糖きび機能研究所社長の高村さんの提供。砂糖きびの芯の純粋成分から製造する生なり糖(粟国島産)を使用したはったい葛豆腐きんつば風とさつま芋ムースで、どちらもおいしいとアンコールの声がしきりだった。
当日の寄せ書きについては、住吉さんのブログに全文が紹介されているので、ぜひご覧いただきたい。なお、わたしの印象だと、「畜産は土からという言葉を短角牛を食べて思い出した」「大地の味、食べて実感」「短角牛は夏草と大地の味です」という言葉に代表される感想を多くの方々が抱いたようだ。
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会場は東京から飛び出して、すき焼きの原点・牛鍋発祥の地の横浜で開催した。店は明治元年の創業以来、角切り牛肉を味噌だれで煮る伝統の味で名高い太田なわのれん。拙著『すき焼き通』にも記したように、開店当時は縄のれんの下がる庶民的な店だったが、現在は堂々たる構えの牛肉料亭で、それでいて玄関にはいまだに堂々と縄のれんが下がっているのが楽しい。
当日は雛祭りの日でもあり、店内はいつにまして華やいだ雰囲気。前橋の牛や清、仙台のすき焼きかとう、北陸・山代温泉のべにや無可有の各女将をはじめ、女性陣がいつもより多く参加しているので、お雛さまの日にふさわしい集まりとなった。
夕刻からは、有志による第2回すき焼き句会があり(詳細はすき焼き句会の項目をご覧ください)、そのあと、お待ちかねの大会の開幕となった。
太田なわのれんのご当主・青井茂樹さんの挨拶の後、卓話として、健康な卵づくり一筋にして鶏博士である富山県高岡市のセイアグリーシステム・伊勢豊彦社長に、卵について語っていただいた。すき焼きには生卵が付き物だけに、熱心にメモをとる方が多く、同行した伊勢鉄弥専務から配られたお土産の卵を、皆さん思わず拍手で大歓迎。
献立は春らしさいっぱい。先付(養老桜花豆腐白魚と雲丹添えだしゼリーかけ、松葉蟹と旬菜のおひたし)、お椀(蛤安平、筍、新蕗、生若布、茗荷)、造り(鮪、鯛、あおりいか)、煮物(鰆蕗味噌包み蒸し豌豆のあん)とつづき、いよいよぶつ切り牛鍋の登場。くつくつと煮える鍋から味噌と牛脂の香りが立ち上った。ご飯と香の物のあとは、パパイアとメロンのゼリー寄せ、苺とキウイの牛乳羮のデザートで大団円となった。
当日の寄せ書きからいくつかだ紹介しよう。青井社長は「すき焼き・牛鍋は日本を代表する食文化の誇りです」と記され、初参加のやはり横浜の老舗の荒井屋牛鍋店の荒井順子社長は「ひなの日に牛鍋囲み和気あいあい」との言葉。メッセージは多彩だったが、「文明開化の元祖の牛鍋!横浜の歴史に感謝」「……今日は洋食より大先輩のスキヤキ楽しみです」のメッセージに参加者一同の思いが集約されていた。
なお、わたしの『日本ローカルごはん紀行』(講談社プラス・アルファ文庫)で、太田なわのれんの牛鍋について書いています。ぜひご一読ください。
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すきや連誕生1周年と、「すき焼き通の日」正式認定を祝う会になった。今回から旗振り役は向笠千恵子、高岡修一、三嶌太郎、藤森朗、住吉史彦が務めることになった。会場の湯島の江知勝(えちかつ)は、東京帝大御用達のすき焼き屋として知られた老舗で、料亭風の玄関や古風な造りの座敷が、伝統すき焼きの期待を高めてくれる。
当日の開会に先立ち、別室で行なわれた東京のすき焼き老舗4軒(ちんや会長、江知勝女将、今朝会長、伊勢重社長)による向笠司会の座談会は、プレジデント社の月刊誌『ダンチュウ』の2010年1月号すき焼き特集に掲載された。
『ダンチュウ』の町田編集長、編集スタッフも加わっての宴会は、群馬県安中市の醤油の有田屋・湯浅康毅社長による「すき焼きと醤油の相性」のレクチャーからスタート。白磁の猪口を各自に用意しての“きき酒”ならぬ“きき醤油”に座が盛り上がった。有田屋の再仕込み醤油の濃厚なのに豊かな香りと、すっきりしたうま味はすき焼きの割り下にぴったりだ。
すき焼きに入ると、帝大生を喜ばせた時代以来の江知勝の伝統で、牛肉の皿はびっくりするほどの大盛り。誰もが感嘆し、大満足、大満腹の会となった。
献立は、お通し(牛肉しぐれ煮)、酢の物(なまこみぞれ和え)、刺身(まぐろ、かんぱち、帆立て)、焼き物(ギンダラの西京漬)、すき焼き(佐賀県産ロース、茨城県産肩ロース、鹿児島県産もも肉)、お食事、デザート(メロン)。
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すき焼き好きにとっては「夏もすき焼きが一番」ということで、3回目は「七夕すき焼き」に決定。呼びかけ人は三嶌太郎、藤森朗、住吉史彦、向笠千恵子。
会場は明治28年創業の国際通りにある浅草今半の本店。前年10月に新築された新店舗でにぎにぎしく会食したあとは、七夕の飾りつけがきれいな宵の合羽橋本通りから入谷へ出て、鬼子母神の朝顔市をひやかして散会というコースだった。
京都のモリタ屋、安心安全をうたう大阪の食品スーパー・大近など関西の初参加店もあり、今回も大盛況。そして、一同、朝顔市にちなんだ朝顔柄の団扇を使いながら、信州佐久の老舗・橘倉酒造の井出民生社長からすき焼きと日本酒の相性についてのレクチャーをうけたのち、冷酒で乾杯となった。
すき焼き肉には、当日ご出席の隠岐潮風ファーム・田仲寿夫さんの隠岐牛を用い、辛口の割り下できりっと夏向きに仕立てられた。
献立は、先付(卵豆腐 甚太水晶蟹 旨出汁 魚めん、ふり柚子)、前菜(ほうずき淡雪トマト、白瓜とスモークサーモン黄身酢かけ、万願寺唐辛子焼き浸し、芥子つくね蓮根、鮎一夜干し、新丸十レモン煮)、すき焼き(隠岐牛、野菜いろいろ)、食事(ご飯、赤だし、香の物)、デザート(マンゴーシャーベット)。
この回からは、すき焼きに関する一言を色紙に寄せ書きにしていただいた。その中に「春の山菜、秋の天然きのこを旬の具材にしてほしい」という、常連の川井秀晃さんからの提案もあり、後日さっそく取り入れた店があったのはうれしいことだった。
また、「新しい発見 新しい出会い この時を大切に!」と書いたのは、今回の当番店となった浅草今半の高岡修一さん。この思いはすべてのすき焼き屋さん共通のようである。
以下、寄せ書きの一部をご紹介しよう。筆者名は割愛させていただく。
俳句は座の文学 すき焼きは座の食事
すき焼きは幸せです
下町のスタミナ食だ牛の鍋、鰻より土用の丑はすき焼きだ
隠岐牛、おいしかったです!すき焼き&名牛のニッポンMAPをつくりましょう!
すき焼きを食べてる時の笑顔は輝いている 黒毛和牛最高
すき焼きと和牛という食文化を子供達、孫達に続けよう
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拙著の『すき焼き通』出版記念会から始まった「すきや連」の、実質的な第1回目である。会場は創業明治13年の新橋の今朝さんで、ゲストに三遊亭京楽師匠を迎え、落語を一席楽しんだあと、待望のすき焼きに進んだ。ご協力いただいた江戸に幸福力を呼ぶ人情噺の会・番頭の霞末裕史さんに御礼申し上げます。
今朝社長・藤森朗さんがワイン通でソムリエでもあることから、今回は藤森セレクトによる国産ワインとすき焼きのマリアージュを楽しむ趣向である。
黒羽二重五紋付に袴の正装姿の藤森さんの挨拶のあと、スパークリングで乾杯となった。前菜に続く今朝名物の牛肉の冷製しゃぶしゃぶの新涼造りには白、すき焼きには赤、水菓子には甘口の白を合わせる名ソムリエぶりに一同、大満足。使用ワインの丸藤葡萄酒工業・大村春夫、機山洋酒工業・土屋浩三各社長によるワイン解説も好評だった。
今後は、すき焼きを切り口にして、すき焼きに合う酒はじめ、すき焼き用の肉はもちろん、ねぎ、卵、醤油、みりん等々の生産者による具材レクチャー、すき焼きの登場する演劇、芸能、文芸を楽しむ企画も立案することになった。
当夜の京楽師匠の高座は「心眼」という噺で、すき焼きも登場する特別バージョンだった。
出席のすき焼き屋と肉関係では、前回の店に加えて外神田のいし橋、人形町の日山、銀座吉澤(吉澤畜産)、京都のモリタ屋などが参加し、また陶芸家・坂田甚内、金属工芸家・伊藤祐嗣などのアーティスト、建築家・北橋出雲、丸八製茶場、かなわ水産、朝岡スパイス、かぶちゃん農園、NPO江戸しぐさなども出席され、大盛況だった。出版界からもダンチュウ、JTBパブリッシング、マガジンハウス、小学館、文藝春秋、慶應義塾大学出版会等の皆様が参加された。
なお、初参加の元毎日新聞社記者で、『風天 渥美清のうた』等の著書があるエッセイスト・森英介氏がこの会のあと数カ月たって病に倒れ、年末に亡くなられた。大のすき焼き好きで、すきや連の発足を喜んでいた森さんのご冥福をお祈りする。
献立は、
(前菜)千代口黄金大根、雲丹真丈、甘鯛木の芽味噌焼き はじかみ添え、つの字海老 菜の花和え 梅麩
(お造り)新涼造り
(すき焼き)松阪牛ロース 個体識別番号08262-14353
松阪牛とっくり肉 個体識別番号02017-94562
(止め椀)赤出し汁 みじん三つ葉 火取り湯葉
(食事)ご飯、香の物三種盛り
(水菓子)せとか蜜柑 苺ミルク
(ワイン)キザンスパークリングトラディショナルブリュット・機山洋酒工業、ルバイヤート甲州樽貯蔵・丸藤葡萄酒工業、アサヤノワール・麻屋葡萄酒、グランポレール山梨勝沼甲州遅摘み・サッポロビール
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記念すべき第1回めは、本のしめくくりに登場する浅草雷門のちんやで開催された。二部形式で行なわれ、一部はマスコミの方々をお呼びしての拙著『すき焼き通』のお披露目、二部はマスコミを交えてのすき焼きを囲んでの交遊会である。
当日の発起人は、上嶋棟一郎、須田菁華、中村靖彦、中村雄昂、茂出木雅章、三嶌太郎、住吉史彦(敬称略、順不同)。
ご出席は、すき焼き屋やすき焼きをメニューにしているレストランでは、ちんや、新橋今朝、小伝馬町伊勢重、人形町今半、ニューオータニ岡半、スエヒロ商事、なだ万などの東京勢に加え、松阪の和田金、米沢の登起波、仙台のかとう、芦屋のホテル竹園芦屋、彦根の千成亭などが各地から参集した。さらに、スターゼン、津多屋、イクタツ、片山肉店などの肉の卸や小売店の方々、すき焼きに欠かせないねぎを代表して千住のねぎ問屋の葱雅、深谷葱生産者・西田宏太郎も出席した。
このほか、洋食のたいめいけん、香味屋、中華の新橋亭、九重味醂、月の井酒造店、ピサロ・キンセイ、ヘルシーフード、馬淵商事、日本画家・手塚雄二、画家・山内ゆり子、西陣織の織道楽・塩野屋、大洗ホテルなど、各界からもお集まりいただいた。みなさまどうもありがとうございました。
当日の献立は、ちんやのある雷門名物に見立てた料理やお酒が登場するなど、たいへん楽しいものだった。住吉さん、いつかこの夜の復刻メニューをお願いします。
(前菜)吹き寄せ煎餅、御宝、子持ち鮎梅煮、鮭白子豆腐、そぼろ寿司
(お造り)鯛重ね盛り、鮪平造り
(揚げ物)雷おこし実はあん肝豆腐、雷おこし実は胡桃豆腐
(すき焼き)飛騨牛ロース、肩 *岐阜県高山市福野牧場産 黒毛和種 牝 肉質5等級
平成18年3 月30日生まれ、同20年9 月19日と畜 個体識別番号02004-53538
(デザート)栗蜜煮 マロンムース
(食後酒)電気ブラン
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2008年10月15日に平凡社新書より出版したわたくしの『すき焼き通』(すきやきつうと読みます。すきやきどおりではありません!)は、すき焼きの歴史、材料になる名牛やねぎなどの産地、すき焼きの名店、すき焼き名人等を各地に訪ね、日本人の心の鍋ものであるすき焼きの食文化を綴った本です。
うれしいことに、この本の出版記念の会をすき焼き屋さんたちが開いてくださいました。従来、横の連携のなかったすき焼き業界が一堂に会し、すき焼き鍋を囲みながら、本の刊行を祝ってくださったのです。また、すき焼き文化を語り合いながら、「すきや連」なるすき焼き文化の啓蒙と発展をめざす会を発足させることが、その場で決まりました。
それ以来、順調以上に会を重ねてきました。以下に各回の記録を記します。
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拙著『すき焼き通』に、すき焼きのおいしさはねぎあってのもの……と書いたのをきっかけに交遊が始まったのは、群馬県下仁田町の小金沢章文さん。東京からUターンし、下仁田ねぎをメインに「下仁田ファーム」を切り盛りしている若手生産者です。
下仁田ねぎへの愛着が人一倍深い小金沢さんは、ねぎぼうずのラビリンスともいえる「ねぎぼうず園」を昨年から公開しています。もちろん、日本初の試みです。
極太でグラマーな下仁田ねぎにふさわしく、そのねぎぼうずはソフトボールより大きいくらいの真ん丸で、ねぎの高さは子供の背丈以上なので、畝の間を歩いていると、ファンタジーの世界にさまよっているようです。
そんな不思議な景観と、畑歩きの楽しさを消費者にも体験してもらい、ひいては下仁田ねぎファンを増やしたいという思いから、小金沢さんは「ねぎぼうず園」をオープンしたというわけです。
今年は5月3日からスタート。昨年の感動を再び味わいたく、わたしも出かけるつもりです。開園は5月下旬まで。下仁田ファームのホームページなどで見頃をご確認のうえ、お出かけください。
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