川井秀晃さんの史上最高の「福神漬け」
2011 年 7 月 16 日
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写真家の川井さんから、今年もすばらしい福神漬けをいただきました。本職はカメラマンですが、料理好きが高じてパン、そば、うどんをクリアし、15年前からつづけているのが福神漬け。1週間、軽井沢の別荘で一人合宿して漬け込んで、オリジナルのラベルを貼り、友人に配ってくれます。ただし、趣味は商売にしないというのが川井さんの哲学なので、買えないことだけが玉にキズです。
福神漬けは野菜七種を“七福神”に見立てて、醤油とみりんなどで漬けたもの。江戸時代、盆明けの隅田川に供え物の大根やなすがぷかぷかと浮かんでいるのを見て、知恵者の漬物屋が拾い集めて創製したのが始まり、という俗説もあります。ともあれ、洒落のきいたネーミングとおかずいらずの便利さが人気をよび、やがてカレーライスと絶妙の相性を発揮して、全国区の漬物になりました。
もちろん、川井さんの福神漬けは完全手づくりです。材料は自家栽培野菜が中心で、なた豆、大根、にんじん、れんこん、なす、生姜、しその実──という“七福神”それぞれが個性を出しつつ、七つの総合力となっておいしさを発揮しています。
ご飯の友にすばらしく、お茶漬け、雑炊にすればさらに風味が一味上がります。
川井さんメイドのものは、唐辛子もそうですが、食べ始めより頭の中で味が認識されてから我然クセになる逸品という感じがします。
今年も福神漬の材料、ナタマメ、ニンジン、紫蘇の実の畑仕事は始めたところです。
七味唐辛子の材料の準備、下仁田産の唐辛子、新宿内藤唐辛子も軽井沢の畑で順調に育っています。
庭の柚子も昨年の剪定が良かったようで、伸びやかに実が成長しています。
この秋の作業を楽しみにそれぞれの成長を見守っている毎日です。
どうやら福神漬の調味料も・大久保醤油・九重桜・菊泉・千鳥酢に落ち着きました。
素晴らしいラインナップと信じて使わせて頂いています。
どう頑張っても、75kgが限界のようで、この倍作ると私の幸せを多くの方にお裾分け出来るのですが、残念!!
今年も、群馬、藤岡の手打ちうどん「横綱うどん・弁慶」今井さんに七味唐辛子をプレゼントをするのを楽しみに
イメージをふくらまして昨年以上の品質が出来るようにと思っています。
実山椒を現在乾燥中ですが、1kgの実山椒も粉末にすると180g にしかなりません。
夜なべして4日はかかるのですが、今年は2kgに挑戦です。たぶん、10日を覚悟です。
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むかさ・ちえこ プロフィール
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