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「郷土料理伝承学校」を開講します。ぜひご参加ください。向笠千恵子が校長を仰せつかりました。

2012 年 10 月 18 日 No Comment

郷土料理は脈々と受け継がれてきた日本の貴重な食文化です。農山漁村の振興や、「まち」と「むら」の交流にもつながり、私たちのアイデンティティそのものでもあります。そこで、このたび「郷土料理伝承学校」をつくり、郷土料理についてみなさまに広くご説明したいと思います。ぜひよろしくお願いいたします。
 いま、郷土料理はたんに地域の料理にとどまらず、日本全体を結びつける食になっています。たとえば、出身地を懐かしんで郷土料理を食べる方もいますが、知らない土地の知らない郷土料理のおいしさを楽しみたいと、郷土料理店に足を運ぶ方がとても増えています。
 平成20年に選定された農水省の「農山漁村の郷土料理百選」では、わたしは選定委員の一人として選考にあたりましたが、全国から集まった7万通以上の人気投票で、山形県の芋煮と鹿児島県の鶏飯が圧倒的な票数を集めたのがとても印象的でした。両県出身の方々がそれほど大勢いるはずもありませんから、他の都府県の方々にとっても「おいしい郷土料理」として認められていると考えていいでしょう。ということは、芋煮も鶏飯も、日本人の「ふるさと」を代表する料理になっているということです。
 その意味では、郷土料理は日本人同士をつなぐ大切な食になっていますし、地方と地方を交流させ、まちとむらを結びつける心のツールであるとも断言できます。
 郷土料理伝承学校・第一期では、6回の講義を通じて、郷土料理の食材、調味料、調理、食器に至るまで、幅広く学習していただきたいと思っております。食材の生産現場からは、下仁田ねぎをテーマにして小金沢講師、米沢牛の食文化を尾崎講師にそれぞれ解説していただきます。掛田講師には郷土料理を支える調味料・酒類をご説明いただきます。また、高家講師は農家レストランの献立と経営について、川原講師は料理と器のバランスについてお話していただきます。
 この郷土料理伝承学校を通じて、郷土料理が日本人にますます愛されるようになることを心より願っております。

くわしくは下記のPDFをご覧ください。
郷土料理伝承学校募集リリース121018

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