第3回『すきや連』報告──浅草「今半」2009/070/7
すき焼き好きにとっては「夏もすき焼きが一番」ということで、3回目は「七夕すき焼き」に決定。呼びかけ人は三嶌太郎、藤森朗、住吉史彦、向笠千恵子。
会場は明治28年創業の国際通りにある浅草今半の本店。前年10月に新築された新店舗でにぎにぎしく会食したあとは、七夕の飾りつけがきれいな宵の合羽橋本通りから入谷へ出て、鬼子母神の朝顔市をひやかして散会というコースだった。
京都のモリタ屋、安心安全をうたう大阪の食品スーパー・大近など関西の初参加店もあり、今回も大盛況。そして、一同、朝顔市にちなんだ朝顔柄の団扇を使いながら、信州佐久の老舗・橘倉酒造の井出民生社長からすき焼きと日本酒の相性についてのレクチャーをうけたのち、冷酒で乾杯となった。
すき焼き肉には、当日ご出席の隠岐潮風ファーム・田仲寿夫さんの隠岐牛を用い、辛口の割り下できりっと夏向きに仕立てられた。
献立は、先付(卵豆腐 甚太水晶蟹 旨出汁 魚めん、ふり柚子)、前菜(ほうずき淡雪トマト、白瓜とスモークサーモン黄身酢かけ、万願寺唐辛子焼き浸し、芥子つくね蓮根、鮎一夜干し、新丸十レモン煮)、すき焼き(隠岐牛、野菜いろいろ)、食事(ご飯、赤だし、香の物)、デザート(マンゴーシャーベット)。
この回からは、すき焼きに関する一言を色紙に寄せ書きにしていただいた。その中に「春の山菜、秋の天然きのこを旬の具材にしてほしい」という、常連の川井秀晃さんからの提案もあり、後日さっそく取り入れた店があったのはうれしいことだった。
また、「新しい発見 新しい出会い この時を大切に!」と書いたのは、今回の当番店となった浅草今半の高岡修一さん。この思いはすべてのすき焼き屋さん共通のようである。
以下、寄せ書きの一部をご紹介しよう。筆者名は割愛させていただく。
俳句は座の文学 すき焼きは座の食事
すき焼きは幸せです
下町のスタミナ食だ牛の鍋、鰻より土用の丑はすき焼きだ
隠岐牛、おいしかったです!すき焼き&名牛のニッポンMAPをつくりましょう!
すき焼きを食べてる時の笑顔は輝いている 黒毛和牛最高
すき焼きと和牛という食文化を子供達、孫達に続けよう
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